アイヌの口琴『ムックリ』製作と口琴の日々。

オリジナルムックリを自分なりに製作しています。 鉄口琴を含めて楽しく琴活しましょう。

ムックリの棒

ムックリには棒が必需品なのですが、手持ちが少なくなってきたというわけで、作りました。
たかが棒なんだけど、これが案外手間かかるの知ってるので作業開始前は ヨシ! ってちょっとした気持ちの勢いがいる(笑)

竹を千切りにして、こまかく切りまくり、ヤスリで角をとり、紐を結ぶ部分を少しだけ細くして(溝に紐を埋めるかんじで結ぶとずれなくなる)、彫りをちょっとやってかっこつけます。
そのあと腐食防止とビンテージ感を出すために染める。
三日かかっちゃった。
市販の竹ひごを切れば棒ができる(ふつうはそうすると思う)んだけど、もっと雰囲気を求めてしまうのです。

左下は柿渋で染めたもの、右下は鉄で媒染したもの、上はその中間の状態。

枝みたいな棒はツルウメモドキを柿渋で染めたもの。
その右にある二個は古い日本刀の目釘(煤竹)。



 

 

 

 

2024.1.4

明けましておめでとうございます。
12/30から体調をかなり崩しておりましてご挨拶が遅くなりました。

昨年はクラウドファンディングの応援や、たくさんのプライベートのご連絡ありがとうございました!
(クラウドファンディングに関しての状況はご支援者の方向けに私のプロジェクトページで公開しております。)


下は久しぶりの製作物ですね。
知人にプレゼントしました。辰年なので持ち手の左右には白龍さんを描いてあります。
低めの振動音に気持ちが落ち着きます。

 

 

 

 

 

20230930

20230930

 

 

今週、夢の中に出てきた不思議なムックリ
こげ茶色で、模様が輝いていて、ふわふわと浮いて。
見たままを作りました。

 

 

 

 

 

 

一部黒いタイプ

 

 

20230919

 

 

さてさて。

日本国内で物価上昇が止まらない状況ですが、

ムックリを作るための竹の購入費、道具、工具、油なども例外なく10~30%高くなっちゃいました。はぁ…。特に竹はガソリン高の影響からか昨年に比べ30%も高くなり

価格改定しなければ作れば作るだけ赤字になるので続けられないでしょう。

(ちゃんと計算したらすでに赤いはずだけどもそれやったら怖いから放置 (^^;)

現在割っている竹は1~5年前に買ったものなのでOKだけどそろそろ無くなるし。

 

とはいえ通販価格は粘れるだけ現状維持します(お子さんが買う場合も多いので)。

 

 

 

お取引様新規納品の一部

 

2023.8.14

2023.8.14

 

 

 

 

 

竹の表皮をすべて剝いで
近所(札幌)の草で作ったイラクサ紐を付けて
裏面の一部にオホーツク海のアザラシの毛皮を貼って
フクロウの羽を引き棒の紐につけて
引き棒は北海道のウメモドキをつけ
柿渋で染めたムックリです。