アイヌの口琴『ムックリ』製作と口琴の日々。

オリジナルムックリを自分なりに製作しています。 鉄口琴を含めて楽しく琴活しましょう。

ムックリの棒

ムックリには棒が必需品なのですが、手持ちが少なくなってきたというわけで、作りました。
たかが棒なんだけど、これが案外手間かかるの知ってるので作業開始前は ヨシ! ってちょっとした気持ちの勢いがいる(笑)

竹を千切りにして、こまかく切りまくり、ヤスリで角をとり、紐を結ぶ部分を少しだけ細くして(溝に紐を埋めるかんじで結ぶとずれなくなる)、彫りをちょっとやってかっこつけます。
そのあと腐食防止とビンテージ感を出すために染める。
三日かかっちゃった。
市販の竹ひごを切れば棒ができる(ふつうはそうすると思う)んだけど、もっと雰囲気を求めてしまうのです。

左下は柿渋で染めたもの、右下は鉄で媒染したもの、上はその中間の状態。

枝みたいな棒はツルウメモドキを柿渋で染めたもの。
その右にある二個は古い日本刀の目釘(煤竹)。